職場の環境整備では心の病は治らない
働き方改革が唱えられ数年が経過します。
各企業とも残業時間の圧縮、福利厚生の充足に大変な思いをして取り組んでいます。
しかし、最近良く耳にすることとして、いくら職場環境や就業条件を整えても
うつ病などの心の病気は却って増えている気がする。
またその心の病が原因で退職をするという傾向が強くなってきていると言われています。
以下の記事には、残業時間を減らしてもパワハラは減らない、
逆に増えているのが心の病を増やしていると書かれています。
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1907/17/news009.html
私見で恐縮ですが、それも理由のひとつかもしれません。
しかしそれだけでは決してないような気がしています。
それは働き方改革と言う名前だけが先行し、働く本質を考えさえないで
表面上の環境だけを改善する企業が大半ではないでしょうか。
そのため環境は楽になったが何かやりがいも無くなった、
逆に短時間で処理を余儀なくされるためにスキルの向上を要求され、
パワハラは無くてもそのプレッシャーに苛まれてしまっているような気がします。
やはり働き方改革は働く意識改革でなくてはならないと痛感します。
本当にただ普通に働くことが、働いてもらうことが難しい社会になってきたと
感じるのは私だけでしょうか。