大卒者7%は進路未決定のまま卒業の実態
大卒就職率98%の時代と公表され、売り手市場が続くとされる採用市場において、
その陰で実際には14人に1人が進路未決定のまま大学を卒業している実態があります。
https://www.sodateage.net/researches/708/
全く内定がもらえず卒業する人、一度進路を決めるが迷いが生じ再度検討とする人などさまざまですが、
実際には働きたくても働けない人に対して、大学も国もそのサポート環境が十分とはいえないのが実態かと思います。
大学では卒業後もサポートするとしていますが、次の卒業生を抱える現状の中、
一度卒業すると本人的にもサポート側も大きな隔たりができるのが実情のようです。
この働きたいが、働く先が無い、また自分のキャリアを決められない人がなぜうまれてくるのかということですが、
まずは本人の就職活動において明確な目標と計画性が無いと言うことが挙げられますが、
この点も含め大学側の指導にも大きな課題があると感じます。
大学は学問を学ぶところではありますが、その学問は社会に出てビジネスを通して社会還元していくことが
基本なのですから大学1年から働くと言うことの価値、働く意味、自分の将来をどのように設計すれば良いかなど
キャリア理論をしっかり学生に学ばせることが不可欠かと思います。
当然すでに取り組んでいる先進的な大学もありますが、大学だけに限らず、
親御さんにおいてもこのキャリア理論を学ぶことも不可欠な時代になってきたのではないでしょうか。